ユウの銀河ブルーパイ製作ノート

中学生でもできる!ラズパイ・模擬人工衛星づくり

缶サットと出会う。ぼんやりした憧れが初めて形になってみえたこと。

ラズパイZero缶サットの展示模型(出典:鈴木先生
外形9cm(高さ)×5cm(直径)で重さは約140g(バッテリ含)ぐらい。
二段重ねのボードのうち下のボードがラズパイマイコン
その下にちらりと見えるピンク色のモバイルバッテリが電源。
上のボードに気圧・加速度・ジャイロの3つのセンサが載っている。
カメラはマイコンに接続されておりケースの穴から外を撮影する。
パラシュートは缶の上面に固定、開口部辺りに小さく丸めて収める。

缶サットに出会って『自分もやってみたい』と思った日々のこと

まだ小学生だった2010年6月、JAXA小惑星探査機「はやぶさ」 が地球に帰還しました。その様子と、その後にJAXA筑波宇宙センターで見た「はやぶさ」のカプセルと展示されていたロケットや人工衛星を見て漠然とですが、宇宙に対するあこがれと興味が沸きました。

そういった関係の本を図書館でたくさん借りて読んだり、宇宙イベントに参加したり、関係施設の一般見学に参加したり。また水ロケット教室に参加して自分でつくったペットボトルロケットを飛ばしてみたり。

憧れはぼんやりと、自分で具体的な何かができるというわけでもなく、うまく言い表せないけど、宇宙への興味は日増しに大きくなっていきました。

中学生になり、ネットも少し使えるようになったある日、YouTubeで初めて「缶サット」に遭遇しました。『自分と年齢がそんなに違わないひとが、こんなすごいことをやっているんだ!』とショックを受けました。

 

「自分もやってみたい」

 

中学3年生になったとき、強くそう思うようになりました。

缶サットのつくりかたをネットで調べると、ラズパイゼロという小さなマイコンに色々なセンサー部品を追加したコンピュータ部分と、空中から地面に落下する際に必要なパラシュートを小さな飲料缶(なぜか「Qoo!」や「なっちゃん」!)にうまく収めてつくると知りました。

 

スーパーに走って手にとった小さな「なっちゃん」。

家で缶の大きさを測ったら高さは9cm、直径は5cmしかない。

「こんな小さな缶に詰まった模擬人工衛星をつくってみたい・・・」

 

ぼんやりとした憧れが初めて形になった瞬間でした。

 

ごく普通の中学生に缶サットは難しすぎる

でもネットにある缶サットの活動レポートを読むと、その活動の多くは高等専門学校(以下、高専)や理工系大学の研究室などが主で、先輩・後輩や指導をしてくれる先生がいますが、ユウの中学には電子回路やパソコンやプログラミングに詳しい先生がひとりもいません。

 

これは困った!

書店で「ラズパイマガジン」をパラパラみても何もわからない。

はんだづけもできないし、ネットショップで部品をみてもさっぱりわからない。

ひとりで全部はとうてい無理。電子工作やパソコンやプログラミングに詳しい友達を探してみようか。それでも場所や道具は必要だし・・・

お父さんに手伝ってもらおうか。それだと何でも聞いてしまいそうだし、何でも手伝ってもらうと私のプロジェクトではなく、私がお手伝い係になっちゃいそうだし・・・

 

初めて形が見えた憧れですが、自分でできることが何もない。

現実とのギャップに途方にくれてしまいました。